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143 共産主義国家の怖さ 1
共産主義思想の根幹には親兄弟の愛とか義理、人情などはない。又宗教信者は最も洗脳が難しいことから麻薬と同一視され禁止されている。幹部党員とはいえ規律に背けば厳しく粛清されるが、反政府発言をすれば身内といえども密告され罰せられる。心置きなくとか、お互いぶちあけた話し合いなどは出来ない環境にある。巷ではその監視役がうろうろしていて、少人数でも溜まって立ち話しをしていると近づいて来て尋問されるそうである。監視している方も誰かから監視されているから、これほど窮屈な社会システムはない。互いまともに話し合いなど出来ないので、各セクションの長が自分で判断をして決定を下す。この権限は上級になればなるほど強くなり、裏で金銭による授受が頻繁に行われ汚職が蔓延するのである。
トップになっても何時失脚するか分からない不安定さ、噂を捏造され陥れられても簡単に失脚してしまうので、うっかりとしていられず、人は全く信用出来なくなる。そこで管理体制が一層強固になっていくのである。そんな異常な思想が底辺にあった為、プロレタリア革命の父、レーニンも同志から裏切られ失意の存底から病死してしまう。
長い間大自然と向き合い培ってきた、人間が生活する上で最も適していた旧体制をすべてぶち壊し、国取り物語を夢見、その実行に踏み切った共産主義指導者はロシア革命を皮切りに西欧諸国、中国、朝鮮半島へと進出していった。そして行く先々の農民たちにプロレタリア革命の異常な価値観を植え付け洗脳していった。将来の幸福を夢見た農民たちは、彼らに力を貸したが結局自分たちのためにはならず単に利用されただけとなった。
朝鮮半島に共産思想を持ち込んだ金日成は体制作りをし、やがて北朝鮮を建国、一躍英雄となったが、道半ばにして突如心臓病に倒れてしまった。苦しんでいた病床の密室で息子の金正日に殺害されたとの噂もある。権力を得るためには親といえども敵なのが共産主義思想の根低にある。自宅でもおちおち安心して寝ていられない、身内とは言え、自分以外の人間は全く信用出来ない恐ろしいイデオロギーの世界である。こんな人間関係なら家族など不要で、共産主義思想が世界に広がっていけば、やがて人類滅亡の危機となる。
「中国共産党国家は一体どうなのだろうか?」共産主義なのか資本主義なのかどっちともつかぬ経済システムだが、表向きは資本主義の姿をしていても、中身は完全なる共産党一党独裁の全体主義社会である。国が利益を得るためには偽物であろうが、食品類や薬品等に毒物が混入していようが、おもちゃに鉛を使用し世界中の子供たちに害があろうが構ったことではない、売って利益を出しさえすればそれで良く、商業モラルなど持ち合わせず、他人の安全など全く考えないのが、当局幹部とその製造元である。
昨今、中国製品は安いが安全性に欠けると世界中でも知られてきて、安心、安全なチャイナフリーマーク付の品物も製造され始めたが、それはほんの一部で、アメリカ国内及び私の住むオーストラリアでも中国製輸入品なしには生活出来ないほど氾濫している。それを中共政府や製造業者も良く知っているから、改善どころか、納得のいかない言い訳をしてごまかしているのである。
通常中国からの輸入製品はコンテナ一杯がいくらとかの現金引き換え決済となっている。したがって後から苦情を言っても遅く、輸入業者の責任で不良品が出れば損失となり泣き寝入りである。食料品や医薬品、おもちゃ類だけが人体に害を与える危険物品だけではなく、あらゆる負の面を持ち合わせているのが中国製品である。これを総称してチャイナリスクと言う。
中国では環境破壊がすごい勢いで進んでいるらしい。煤煙で周囲がどんより曇り、数十メートル先が視界不良だという。光化学スモッグで目や気管支炎等の病気になる市民が激増、それが遥か海を越え、日本の九州にまで飛んできて、校庭で運動している生徒に悪影響を及ぼしている。土壌は鉛、PCB環境ホルモン、水銀、カドニューム等の重金属で汚染され、地下水でも50%以上が有害だと言う、それを農作物に使った後は川に流される、下流ではそれを汲み上げ工業用水として使用、さらにその廃液を川に流している。下流になればなるほど汚染が進み、やがては海に注がれる。そんな汚れた地下水を利用して生産された農作物は安全であるはずがなく、悪条件で生産された工業製品もまた安全性に欠けるのは当然だろう。世界では中国製品が安いだけの理由で輸入をし、使っているが、そろそろ考え直す時期に来ている。
日本海で毎年異常発生する大型の越前クラゲは中国の河川から近海に流れ込む廃液汚染が原因だと言われている。中国当局では、この全土にわたる複合汚染は外国企業がもたらした公害であるとして、生産工場を設置した国々を強く非難している。管理、監督することが政府の最も重要な仕事なのに、何の反省、環境改善も行うとせず、工場設置も他国本願であったが、今後の公害処理も他国任せで行こうとする姿が見え見えである。中共政府は賃金の安さから労働者に精一杯働かせ、その上前を跳ねるようにして外貨獲得を続けているのである。
テーマ:
オーストラリア
- ジャンル:
海外情報
【2007/09/18 07:00】
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