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126 異常気象、オーストラリア
今、クイーンズランド州では水不足が深刻である。州都ブリスベンの水がめサマーセットダムでは一昨日の水量が21.91%と、今にも底をつきそうである。
ゴールドコーストのヒンズダムの水量は75.67%でブリスベンより少しはましだが、そんなに大きなダムでないから、ゴールドコーストの一日平均使用水量が150ミリオンリットルを毎日安定供給をさせていくには、雨が降らないと非常に困難となる。オーストラリアは今、夏から秋への時候の変わり目で、この時期は普段に比べて雨が多く、水まきをしなくても、自宅の庭の芝生は青々としている。しかしヒンズダムの周辺部だけ降水量が少ないのである。
ニューサウスウエルス州の南東部でもここ数十年間で最悪という干ばつに悩まされ小麦農家を直撃し死活問題となっている。あちこちの森林でも火災が発生、それがなかなか鎮火しないので、近くに住む人々は大変危険な状態である。
一方オーストラリアの中央部、アリススプリング近郊の砂漠地帯では豪雨に見舞われ洪水が発生、川には水があふれ、付近は草木の緑に包まれている。東海岸では、有名なグレイトバリアリーフの珊瑚礁群に白化現象が起き、死滅の危機に貧している。二酸化炭素排出過剰による地球温暖化で異常気象になっているとも思えない何か別の現象が地球内部で起きているような気がする。
クイーンズランド州政府は水不足対策として、下水を飲料水用にリサイクル処理するかどうかを問う住民投票をするつもりだったが中止した。「もはや下水を飲料水にするしか方法がなく、住民に是非を伺っている場合ではない。選択の余地はなく、水は供給し続けなければならない。安全性には何ら問題はない」とのことである。ちなみに他の三つの州では、いずれも拒否されている。
友人が言うにはロンドンではすでにリサイクルウオーターを使用中だという。シンガポール、オランダ、アメリカの一部地区でも利用している。日本の某大学では海水を化学反応で真水に変える特殊フィルターが開発され、一トン当たり一ドル以下で供給出来るようになった。でもプラント工事費が相当高額になるらしく、コスト削減に一生懸命取り組んでいるという。
ゴールドコーストでは今、あちこちの空き地に巨大なタンクを埋設中である。塀のサインボードには下水をアップグレイドする為の工事だと書かれている。私には詳しいアップグレイドの方法は分からないが、たぶん、それらのタンクとタンクを繋ぎ合わせ、その上部の水だけを下水処理場に送り込むプラントを建設しているのだと思う。今まで下水を直接処理場へ送っていたのを前もって処理をする装置である。
また自宅に雨水を貯蔵するタンクの設置を促す業者が訪問してくるようになった。昔はこのゴールドコーストでも密集地を離れると水道水が引かれていない地域がたくさんあった。そんな場合、家の軒下に大きなタンクが設置され、屋根からの雨水を貯めていた。それが無くなったときには水を配達する業者もあり、水による不自由はないとのことであった。
店に毎週しゃべりに来るイタリア系の友人は数ヶ月前に設置したそうである。2700リットルのタンクと工事費が1550ドル、手続きをすると後に、国からの補助金1000ドル、市からは200ドルの返還があり、実際に払ったのは350ドルだった。彼はプールが毎日蒸発するので、その追加水とそれに飲み水、「下水のリサイクル水だけは絶対飲みたくないので」と云う。「もし雨が降らず、タンクの水がなくなったら、プールの水を飲むのか?」と聞くと、答えなかった。
オーストラリアではキッチンの流し台は二層になっている。両方に水をはり、一方に洗剤を入れ、一方は真水、食器類は洗剤水につけるだけで、タワシでは擦らない。真水に移したあと、すぐに布で拭き取るのである。真水の方もどんどん汚れて来るが、めったに入れ替えはしない。水は使い放題、流しながら洗い物する日本人から見れば、洗剤が残って非常に汚いと思うが、この国では普通なのである。ある若い日本人がそれを見て注意をすると、次のように言った。「オーストラリアでは水は非常に貴重で、このような洗い方が習慣となっている。でも今までに洗剤で病気になったことがない」と。
ところで私の家の水道代だが、半年に一度、市からレイツ(市民税)を請求され、その中に含まれている。十数年前には家庭に一定の割り当て水量があって、それを越えると超過料金を払う仕組みになっていた。その一定水道料金も半年で140ドル前後だった。その後、使用量に応じて支払うように改正されたが、私は一人暮らしなのであまり水は使わない。庭も天からの貰い水、雨水任せである。先日レイツを払ったが、水道代を見るとサービス料が60ドル、使用量は29キロリットルで33.64ドル)一ヶ月が15.5ドルである。こんなに安いのにタンクまで買って設置する必要はないと思うが、タンク内のフィルターや配管設備にも非常に興味があるので、近い将来付けようと思っている。
下の写真は下水をアップグレイドさせるタンク設備で自宅周辺6箇所が工事中である。
Water1.jpg

Water2.jpg

Water3.jpg



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略号 QLD)はオーストラリア連邦北東部の州。オーストラリアで2番目に大きな州である。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Quotation:Wikiped
オーストラリアに夢中☆【2007/09/13 12:46】





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